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今治北高等学校大三島分校 「みんなでつくる福祉施設」

2014年12月04日 / 今日のTIMA

山田安紀(伊東豊雄建築ミュージアム)

2014年9月より、今治北高等学校大三島分校の授業の中で2年生と一緒にグループホームの設計に挑戦しました。
文化祭の発表に向けて、みんなで一生懸命頑張りました。

○はじめに
伊東豊雄建築ミュージアムの紹介と伊東豊雄さんの建築の事例をあげてお話をさせてもらいました。
そして課題発表!「みんなでつくる福祉施設」
高齢者が集まって住むみんなの家を考えてもらいます。

○実測
まずは教室を測って部屋の大きさを数値で出してみました。


扉の高さや、机の大きさも測ってみる。


教室くらい大きさがあれば、18人くらい人がいても広々使えるね。

○グループに分かれてディスカッション
グループに分かれてどんなグループホームなら居心地がいいか話し合いをしてもらいました。

・どんな人が住んでいるのかな?
・建物の周りに庭をつくって散歩できるようにしよう。
・アットホームな施設をつくりたい。
・趣味に没頭できる部屋をつくろう。
・体を動かすことができる大きな部屋をつくろう。
・見て楽しめる庭をいくつかつくりたい。
・寝室をあまり大きすぎると落ち着かないかな。
・家庭菜園をつくったら、みんな自然と体を動かすことができるかも。
など、話し合いで様々な意見がでました。

話し合い後、グループごとに自分たちの意見を発表。

○エスキス  実際に設計してみよう!
居室の配置や大きさなど何度か試行錯誤しながら、完成へ向けてエスキスを行いました。
・どのようにしたら、どの部屋からもきれいに庭が見えるかな?
・リビングを大きくとって、ここでみんなでおしゃべりしたり、くつろげるスペースになるといいな。
・雰囲気の違う庭をつくりたい。
・テラスを配置して外で過ごせるスペースをつくりたい。
・グループホームの職員さんも一緒に集える空間だといいよね。
・地域の人も遊びに来てくれる場所があるといいな。
・キッチンは使い勝手のいいように、配置を考えたい。
・木質の床がいいな、でもカーペットのほうが、リラックスできるかもしれない。
・お茶室をつくったら、みんなでお茶を飲みながらゆっくり過ごせるかも。
グループごとに話し合いながら、設計を進めていきました。
設計を進めるうちにどんどんアイディアが膨らんでいきます。

○図面の清書
図面を描く基本的な練習をしてから、本番に臨みました。

「ここは断面線で大丈夫ですか?」
「断面線で合ってるよ!」
そんな掛け合いを何度も繰り返しながら、作業を進めていきます。

無事に図面完成!
文化祭での発表に間に合いました。

○最終発表会
最後の授業では各グループに完成した図面とともに発表をしてもらいました。

クラスメイトがどんなグループホームを設計したか、みんな気になるようで自然と意見や質問がでました。
みんな達成感もあってか楽しく和やかな雰囲気の中、発表が進みました。
それぞれのグループで素敵なグループホームができました!


分校2年生のみなさん、おつかれさまでした!
休み時間や空いてる授業の時など時間を見つけては図面書きに励んでくれました。
3か月という短い間でしたが、定期的に2年生のみんなと会って作業をしてきたので、終わりを迎えた時は寂しい気持ちになります。
本当に大変だったと思いますが、素直にそして楽しそうに取り組んでくれて、ありがとうございました。
サポートしてくださった分校の先生方ありがとうございました。