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展覧会「聖地・大三島を護る=創る」が開催されました。

2018/07/15 / Today's TIMA

山田安紀(伊東豊雄建築ミュージアム)

7月1日(日)に展覧会「聖地・大三島を護る=創る」の会期がスタートしました。
現在、伊東さんが塾長を務める伊東建築塾は「大三島を創造的な島」にするための活動に取り組んでいますが、
この展覧会では、伊東さんのプロジェクトに関わる人々など大三島で活動をしている6組の方々を紹介しています。
活動している皆さんの「明日の大三島」への想いが凝縮された展覧会となっています!

©宮畑周平

©宮畑周平

会期に先立ち6月30日には内覧会行いました。

朝から雨が続き、生憎の天候ではありましたが、霧が掛かる幻想的な瀬戸内海の多島美を背景に開催されました。
まさに今回の展覧会のテーマである「聖地」を思わせるような神秘的な空間となりました。

内覧会でのオープニングトークでは、初めに名誉館長の伊東豊雄さんからご挨拶をいただきました。
挨拶の中では、「島という閉じられた場所は他の地域にはないものを残しています。大三島には大山祇神社という素晴らしい存在があり、開発もされていないので、美しい風景や暮らしが残っています。しまなみ海道ができる前は、港から賑やかな参道を通り、神社へ参拝に行くという一連の行為が行われていました。こうしたものが「聖地」なのではないかと思っています。
しまなみ海道ができてからは、便利にはなりましたが、昔ながらの参拝などなくなってしまったものがあります。私からするともったいない。聖地としての大三島を取り戻したいと思っています。
島の素晴らしさを残すには、護るだけでななく新しいものも取り入れなければならないと思っています。僕らは小さな活動を行い、最近では「大三島憩の家」や「大三島みんなのワイナリー」などいろんな方のお力添えで少しづつ形になってきています。
また移住者や若い方も少しづつ島に増え始めています。
今回の展覧会では、島で頑張っている若い人々を紹介したいと思っています。どんな考え、目的があって島で活動をされているのか、元気な声をインタビュー映像などで御覧いただけます。」と仰っていました。

©宮畑周平

©宮畑周平

次に初期のプロジェクトから関わっている曽我部さんよりお話をいただき、「今回の展覧会ではエントランスのどのような所が聖地であるかという展示を学生と担当させていただきました。大三島は日本書紀や古事記にも繋がるほど歴史が長い島です。約2000年の歴史がある島と考えると、参道に人が少なくなってきたのはほんの一瞬です。僕らが活動に関わってまだ3年ほどですが、初めの頃に比べると数年で変化していっています。参道にも新しいお店や活動しようとしている人々が増えてきています。そう考えるとあと数十年で払拭できるのではないかと考えています。これからも学生や助教授の吉岡くんと共に気を引き締めて、頑張っていきたいです。」とお言葉を頂戴しました。

©宮畑周平

©宮畑周平

そして内覧会では、将来的に大三島で活用ができそうな日産自動車が開発するニューモビリティの試乗会も行いました。
2人乗りのコンパクトなモビリティで、島の風や環境を堪能することのできる最適な設計になっています。
日産自動車の柳下謙一さん、三好健宏さん、渡部大陸さんからは「伊東さんが会社にいらして、ご相談を受けたのがきっかけです。電気自動車や自動運転の技術を使って大三島で何かできないか考えています。」というお話をしていただきました。
高齢の方のために食材を届けたり、行きたいところへ連れて行ってあげたり、様々な可能性が広がります。

©宮畑周平

©宮畑周平

 生憎の天候ではありましたが、今治市長の菅良二さん、尾道市長の平谷 祐宏さん、LIXIL資料館館長の後藤泰男さん、島内外の関係者の方にお越しいただき、賑やかな内覧会となりました。どうもありがとうございました。

 ぜひ多くの皆様に展覧会「聖地・大三島を護る=創る」ご覧いただけますと幸いに思います。

どうぞよろしくお願い致します。

展覧会「聖地・大三島を護る=創る」
会期:2018年7月1日(日)~2019年6月16日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日振替)、12月27日~31日
観覧料:一般 800円、学生400円