今治市伊東豊雄建築ミュージアム

  • Event vol.27

    2021 .03.27

小川糸 × 伊東豊雄トークイベント -瀬戸内の魅力-

 

2021年3月27日(土)14:00~15:30(開場13:30)



作家・小川糸氏は、これまでに登場人物の日々の営みを温もりに溢れた文章で描いた作品を発表してきました。「ライオンのおやつ」では、瀬戸内の島にあるホスピスを舞台に、生と死を題材として生きることの尊さを描いています。一方、建築家・伊東豊雄氏は、これからの建築やまちを考えるべく、今治市大三島で独自の活動を続け、「これからの豊かさ」について探求しています。

このトークイベントでは、瀬戸内の魅力をテーマに、両者が考える日常にある豊かさについて語り合います。

 

※詳細は、下記PDFデータをご覧ください。
小川糸 × 伊東豊雄トークイベント -瀬戸内の魅力-

出演者:

小川糸(作家)

伊東豊雄(建築家)

 

会場:

今治市民会館 2階 大会議室( 愛媛県今治市別宮町1丁目4番地1)

 

定員:60名 



小川糸(おがわ・いと)


1973年生まれ。 2008年『食堂かたつむり』でデビュー。以降数多くの作品が、英語、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、イタリア語などに翻訳され、様々な国で出版されている。『食堂かたつむり』は、2010年に映画化され、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞。2012年には『つるかめ助産院』が、2017年には『ツバキ文具店』がNHKでテレビドラマ化された。『ツバキ文具店』と『キラキラ共和国』は「本屋大賞」にノミネートされ、瀬戸内の島を舞台にした『ライオンのおやつ』は「2020年本屋大賞」第2位に。その他著書に『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』『あつあつを召し上がれ』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ミ・ト・ン』など。最新刊は『とわの庭』。


伊東豊雄(いとう・とよお)


1941年生まれ。1965年東京大学工学部建築学科卒業。
主な作品に「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子)」、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」、「台中国家歌劇院」(台湾)、「新青森県総合運動公園陸上競技場」など。
日本建築学会賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞、UIAゴールドメダルなど受賞。
2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築のあり方を考える場として様々な活動を行っている。また自身のミュージアムが建つ大三島においては、塾生有志や地域の人々とともに継続的なまちづくりの活動に取り組んでいる。



ライオンのおやつ


人生の最後に食べたいおやつは何ですか——

若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。

ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。

——食べて、生きて、この世から旅立つ。

すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。


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