ホーム / 展覧会 / 過去の展示 / 日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト2014

今治市伊東豊雄建築ミュージアム開館3周年記念展日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト2014

2014年7月26日(土)〜2015年6月14日(日)

瀬戸内の美しい多島海の中央に位置する大三島は、人口約6,300人を有する、瀬戸内海で5番目に大きな島です。温暖な気候に恵まれ、みかんを中心とした農業が盛んで、冬から春にかけては様々な種類の柑橘が景色を彩ります。また、島の中心部には日本総鎮守と呼ばれる大山祇神社が鎮座し、歴史ある「神の島」としても知られています。

この地に日本初の建築ミュージアムとして開館した今治市伊東豊雄建築ミュージアムでは、2014年7月26日より開館3周年を記念した展覧会「日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト」を開催します。私が塾長を務める伊東建築塾の塾生有志が、2012年より取り組んできた「日本一美しい島・大三島で暮らすプロジェクト」をベースに、新たな提案をいたします。

私たちは、これまで幾度も大三島に足を運び、島の歴史や民俗についての調査を行い、住民との対話を重ねる中で、海と山に囲まれた美しい風景、潮風を浴びて育った柑橘、そして自然に抗わない人びとの暮らしに魅了されてきました。島に住む多くの人は、「ないものを求めるのではなく、あるものを生かす」という理念を持っています。太陽と海の恵みを享受しながら長い歴史を刻んできたこの島には、利便性を追いがちな都会にはない豊かな風土が、今もなお脈々と受け継がれています。

本展では、これまでの常設展示を全面的にリニューアルし、島の景色や人びとの営みを伝える写真や映像と共に、「日本一美しい島・大三島」をつくるためのプロセスを展示します。今後、長期的に取り組んでいくプロジェクトの幕開けとなる今年度は、大三島の魅力を最大限に引き出すための提案を示し、島に暮らす人びとと共に大三島の将来像を考えます。

伊東豊雄


盛/みかん農家の家 改修案


瀬戸/集落の特徴を活かした提案


宮浦/大三島の「みんなの家」


宗方/復活した櫂伝馬の空間提案

大三島には13の集落があります。今でこそ陸路が整備され、集落間の往来は容易になりましたが、かつては海上交通が中心で、島内よりも周辺の島々との交易が盛んだったこと、また、海や山の間の限られた土地に集落を築いてきた結果、集落ごとに少しずつ異なる文化や生活習慣が形成されてきました。本展では、13の集落の紹介に始まり、プロジェクトルームでは「盛」「瀬戸」「宮浦」「宗方」の4つの集落における“人びとが集える小さな場所”を提案します。集落に点在する空き家など、現存の建物を生かしながら、島内外の人びとがゆるやかに交わる場所づくりを考えます。

主催 今治市、NPOこれからの建築を考える 伊東建築塾
助成 公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
協力 伊東豊雄建築設計事務所、海sora&花結び、愛媛県立今治北高等学校大三島分校、大三島ふるさと憩の家、上浦町・大三島町地域おこし協力隊、菅 昭十四、菅 穂高、kiki’s苺ハウス、NPOしま・なみ、NPOしまなみアイランド・スピリット、青陽建築設計工房、多田脩二構造設計事務所、旅館 茶梅、鍋島悠弥、鍋島 蕗、NPO能島の里、花澤家族農園、べじべじ自然農園、有限会社松建産業、三島電業社、レストランよし川、移動カフェLOCOBUS
ディレクター 伊東豊雄
アソシエイト
ディレクター
高野洋平、長塚幸助、古川きくみ、吉岡寛之
プロジェクトメンバー 伊東建築塾 塾生(安東貴裕、イトウジュン、大島正司、加藤孝予、児玉嵩史、瀬戸洋樹、高橋千里、近清 武、千野和博、辻 美和、長谷川欣則、八田直樹、藤井田 仁、牧野恵子、門間翔大、吉田真也)、川田祐輔、杉浦久子+昭和女子大学杉浦久子研究室、曽我部昌史+神奈川大学曽我部昌史研究室
写真 高橋マナミ、西部裕介
映像 田中英行
音楽 石田多朗
グラフィックデザイン 丸山智也

»イベント情報

※詳細は、下記PDFデータをご覧ください。
日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト2014(5.1MB)