今治市伊東豊雄建築ミュージアム

TIMA Blog

「大三島のミュージアムを考える」意見交換会を開催しました。

March 15, 2013


 

3月10日(日)14:00-16:00に「大三島のミュージアムを考える」意見交換会と題して、地域の方々と一緒に、大三島町にある4つのミュージアムについて意見交換を行いました。場所は、今治市大三島美術館の交流スペース。30名程の方々に集まっていただきました。

まずはじめに、大三島町の4つのミュージアム(大三島美術館、ところミュージアム、伊東豊雄建築ミュージアム、岩田健母と子のミュージアム)の活動報告と平成25年度の事業計画を発表しました。その後、自由に意見交換をさせていただきました。意見交換の内容は以下の通りです。

○地元住民にも、もっと来館して欲しい!その方法は?

  • 地域の人の作品を大三島美術館交流スペースや伊東豊雄建築ミュージアムのシルバーハットに展示してはどうか
  • 子どもの作品を展示して、保護者の方に来てもらってはどうか
  • 小学生の夏休みの登校日にミュージアムを巡ってもらってはどうか
  • 学校の先生にもミュージアムの良さを知ってもらうために売り込みが必要
  • 学校(小中高)の出張講座を強化して、次の来館へつなげていってはどうか
  • 春や秋に親子で歩いて美術館を巡る企画をしてはどうか


○交通の便が悪いのは、どうにかならないか?

  • 「大三島ふるさと憩の家」(宿泊施設)までバス便がないので、1日1便でもいいから、バスが欲しい
  • 島内を既にまわっているバス(スクールバス等)を共同で利用できるようにならないか
  • バス会社に提案するのもひとつの方法
  • ミュージアムでレンタサイクルを乗り降りできるようにならないか

○施設の利用

  • 貸出スペースとして、地元の人に使いやすくしてほしい
  •  

○展示や活動の工夫

  • 民俗資料が放置されたままなので、みんなに見てもらえるように展示して欲しい
  • 羽紫小枝子さんの彫刻がないがしろになっているので、展示して欲しい
  • 面白く見られる見方や豆知識などを案内に取り入れる
  • 団体来館時だけではなく、通常時もギャラリートークを行ってはどうか

○友の会について

  • お金がかかることは難しいが、草抜き等で協力できることはある

○広報

  • 雑誌等のメディアに扱われるように、小さなことでもプレスリリースをする
  • 旅行業者へ美術館を巡るプランを増やしてもらうように、働きかける
  • 大三島のミュージアムを中心にマップづくりを行ってはどうか

意見交換会で出たものの一部を紹介しています。今後も意見交換会を行なっていきますので、またのご参加お待ちしております。

(東浩章/伊東豊雄建築ミュージアム)

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